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《惑わせるもの When a meteorite crushed》2023
Photography series, single channel video, handout
About
本展は、長野県飯田市御池山の山中にある日本で唯一の隕石クレーター遺跡を写した写真と、作家が収集した尿管結石の写真、雪原や上空を写した風景写真の三種類からなるシリーズ写真(一部映像を含む)と、会場で配布されたハンドアウトから構成された。ハンドアウトには写真の並び順に沿って、御池山隕石クレーターの周辺地形の解説や結石提供者へのインタビュー、山や手を語り手とした戯曲などのテキストが収録されている。鑑賞者はハンドアウトを参照しながら、コの字状に並べられた写真と映像を順に鑑賞する。本作品ではイメージとテキストの両方から、隕石と結石のそれぞれに内包された極大と極小のスケールを行き来することを通して、身体と身体の内外の石とのつながりを作り出す。
写真集『惑わせるもの when a meteorite crushed』
Detail
Book1(写真集)、Handout(Book1付属テキスト)、Book2(テキスト集)の三冊セット。
【Book1】
写真集『惑わせるもの when a meteorite crushed』
【Handout】
写真集『惑わせるもの when a meteorite crushed』に付随するテキスト小冊子
【Book2】
●展評「惑星探訪」文・長谷川新(インディペンデントキュレーター)
●レポート「隕石のファントムを描く——御池山隕石クレーターとその発見の軌跡から——」文・湯田冴
●対談アーカイブ・小宮りさ麻吏奈(アーティスト)×湯田冴
写真:湯田冴
編集・デザイン:湯田冴
印刷・製本:株式会社イニュニック
発行:湯田冴
Size: H310mm × W221mm
Book1:24p
Book2:28p
Handout:4p
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《幽霊惑星が降ろす夜》2022
Photography and video series
About
《幽霊惑星が降ろす夜》は、作者の祖父母家を宇宙船内に見立てて撮影されたれた写真・映像から構成されたシリーズ。祖父母家に曾祖母の遺品として残された手作りの鞠を惑星として見立てることをきっかけに、家に元々あるものに加えて、外から持ち込んだり手作りしたものが家のさまざまな場所と混淆する。祖父母家で起こる身辺整理に際して、取捨選択される家財に合わせて新しく宇宙船となるパーツが持ち込まれ、それらを祖父母との共同作業によって新しく家の景色に組み込んでいく過程が写し出されている。
《蛇とあの子とサイボーグ—船室—》2021
Installation, mixedmedia
《降り立った惑星》2020
Single channel video
About
人間と犬の協働関係の歴史についてのレクチャービデオ形式を採った映像作品。映像は3章で構成されている。1章では博物館で撮影された映像と、 狩猟時代における人間と犬の協働関係について、2章ではアジリティ競技大会の様子と、現代に見られる多様な犬種の発達についてのレクチャーが行われる。3章では海岸で撮影された映像と、犬が人間とともに共進化を遂げたことについての語りが挿入される。 ロシアによる宇宙開発の過程で、動物実験として初めて地球軌道を周回した生物が犬になることを人間と犬の共進化の過程の歴史の中で考え、今日私たちの傍らにいる様々な形をもった犬を見る視点を、共進化を遂げた仲間の末裔の姿として見つめる。