隕石のファントムを描く——御池山隕石クレーターの発見の軌跡から——

  1. 2010年にアメリカ・アリゾナ大学の国際学会誌「Meteoritics & Planetary Science」にて御池山隕石クレーター発見についての論文が掲載された。SAKAMOTO, M., GUCSIK, A., NISHIDO, H., NINAGAWA, K., OKUMURA, T. and TOYODA, S. “MicroRaman spectroscopy of anomalous planar microstructures in quartz from Mt. Oikeyama: Discovery of a probable impact crater in Japan,” Meteoritics & Planetary Science, 45, 2010, pp.32-42. ↩︎
  2. 坂本正夫『御池山隕石クレーターって何だろう?』飯田市美術博物館、2011年。 ↩︎
  3. 坂本氏への筆者によるインタビュー(2023年8月16日実施)より。 ↩︎
  4. 坂本正夫『御池山隕石クレーターって何だろう?』飯田市美術博物館、2011年、6頁。 ↩︎
  5. ジェームズ・ギブソン『生態学的視覚論』古崎敬訳、サイエンス社、1986年、37頁。 ↩︎
  6. また、ギブソンは縁や隅をつくるものとして割れ目(fissure)、棒(stick)、繊維(fiber)、二面角(dihedral)といった実体についても幽霊のようなものだと呼んでいる。 ↩︎
  7. ティム・インゴルド『ラインズ 線の文化史』工藤晋訳、左右社、2014年、88頁。 ↩︎
  8. 立て看板の解説は全て坂本氏の執筆による。 ↩︎